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2025年度アカエゾマツサミット

第11回アカエゾマツサミット
北海道川上郡弟子屈町川湯温泉 川湯ふるさと館・川湯ビジターセンター
2025年9月6日(土曜)〜9月7日(日曜)
主催:アカエゾマツサミット川湯実行委員会(一般社団法人Pine Grace内)
共催:屈斜路カルデラ自然ふれあい推進協議会/明治大学 研究・知財戦略機構 特定課題ユニット経済教育研究センター

 2025年9月6日(土曜)から7日(日曜)にかけて、北海道弟子屈町川湯温泉にて、第11回アカエゾマツサミットを開催しました。今回のテーマは「森の恵みを食す Forests & Foods」です。アカエゾマツサミットは、北海道を代表する樹木アカエゾマツを軸に、地域資源の新たな価値と未来を探る研究交流の場として回を重ねてきましたが、今回は“森林×食”に焦点を当て、森から食卓へとつながる多彩な挑戦と可能性を取り上げました。

 初日、川湯ふるさと館では、まず実行委員長である当団体・井出千種より開会の挨拶が行われ、その後、開催地・弟子屈町の徳永哲雄町長からご挨拶をいただきました。続いて当団体・酒巻美子より「Pine Graceの活動紹介」が簡単に行われました。その後、日本草木研究所代表・古谷知華氏による「山を食べる、おいしい新経済循環」と題した基調講演が行われました。引き続き実施されたパネルディスカッションでは、本田知之(林野庁/農林水産政策研究所、当団体理事)、前田尚之教授(酪農学園大学)、中田幸子氏(ルボア フィトテラピースクール)、齋藤敬子氏(Kussharo Factory)が登壇し、森林資源と食をめぐる多角的な議論が展開されました。会場には全国から多様なバックグラウンドを持つ参加者が集まり、当団体・土居拓務の進行のもと、研究や事業化への展望について熱心な意見交換がなされました。最後に、当団体代表・横田博より閉会の挨拶があり、盛会のうちに初日のプログラムを終えました。

 2日目は川湯ビジターセンターを舞台に、自然体験プログラムが実施されました。午前には、安藤心氏(川湯ビジターセンター)によるガイドウォークが行われ、川湯の歴史やアカエゾマツの巨木を巡りながら、地域と森との深い結びつきを体感しました。続いて、佐藤亜樹彦氏(根釧西部森林管理署)による講演「森林技術指導官に教わる、アカエゾマツの魅力」が行われ、専門的知見から見たアカエゾマツの可能性が紹介されました。

 会期中、参加者同士の交流も活発に行われ、新たな連携や共同研究の芽が生まれました。アカエゾマツを起点とした「森から食卓へ」というテーマは、地域資源の新しい価値づくりを考えるうえで多くの示唆を与えるものとなりました。サミットで得られた知見とネットワークをもとに、今後もアカエゾマツの可能性を追求し続けてまいります。
 

 

第11回アカエゾマツサミット(1日目)
会場:川湯ふるさと館

[司会進行]
 Pine Grace 副代表理事 土居拓務(農林中金総合研究所/農林水産政策研究所)

[開会挨拶]
 Pine Grace 事務局長 井出千種

[祝辞]
 弟子屈町 町長 徳永哲雄

[活動紹介]
 Pine Grace 副代表理事 酒巻美子

[基調講演]
 日本草木研究所 代表 古谷知華 「山を食べる,おいしい新経済循環」

[パネルディスカッション]

テーマ:森から社会へ広がる価値
登壇者:古谷知華(日本草木研究所)

    本田知之(林野庁/農林水産政策研究所) 資料はこちら
    前田尚之(酪農学園大学 農食環境学群 教授)
    中田幸子(ルボア フィトテラピースクール 講師)
    齋藤敬子(Kussharo Factory)
    (司会:
Pine Grace 副代表理事 土居拓務(農林中金総合研究所/農林水産政策研究所))

    登壇者の紹介資料はこちら

[閉会挨拶]
 Pine Grace 代表理事 横田博(酪農学園大学名誉教授)

第11回アカエゾマツサミット(2日目)
会場:川湯ビジターセンター

[ガイドウォーク]
 安藤心(川湯ビジターセンター) 「川湯の歴史を知り,アカエゾマツの巨木を訪ねる」

[講演]
 佐藤亜樹彦(根釧西部森林管理署) 「森林技術指導官に教わる,アカエゾマツの魅力」
 (司会:Pine Grace 理事 本田知之(林野庁/農林水産政策研究所))

 

その他展示等

≪ポスターセッション≫

「アカエゾマツ製交通安全の割符について-アカエゾマツの特性を生かして人命を救う!」

 本多真理(都留文科大学),月岡忠(明治大学),別府豪(明治大学),土居拓磨(小学3年生),

 明治大学体同連サイクリングツーリスツ部

「林の雑草と呼ばれることもあるやなぎの木の有効活用の研究」

 本多真理(都留文科大学),別府豪(明治大学)

 

≪開発≫

「アカエゾマツ・エマルジョン水」 資料はこちら

 開発:石河睦生(桐蔭横浜大学)

 

≪ワークショップ≫

「アカエゾマツ精油を使用したハンドマッサージ」

 施術:中嶋早苗(Lani),北林さくら(Healing Salon Flow),松岡美帆(miho_sun.moon_)

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[江別事務所]  北海道江別市文京台東町38-7

[弟子屈蒸留所] 北海道川上郡弟子屈町字鐺別原野41線32-5

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